鳳凰三山。日本百名山。夏は多くの登山客が訪れる我が故郷韮崎市の名峰です。南から、薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳となっています。

地元の山を味わい尽くす

そんな想いから、夏はもとより、春先の残雪の鳳凰も楽しみたいのでありました。

2019年4月、7時間歩いて薬師岳を滑りました。途中ズボズボ。

9㎞歩いて、滑ったのは約200m。
バーンは硬くて滑り易かった。バックは北岳、間ノ岳!

その時は次は地蔵だ~、と言いながら下山した記憶があります。

地蔵は滑るとしたらもちのろん砂払いです。でもあそこは南斜面のためなかなか雪つきにくいのですね。そして、降っても日射があるとすぐに湿って、翌朝の冷却により表面は固まります。そしてクラスト。。。いい雪を滑るためには降っているときに行かないといけないんですね。そうなると景色がない。晴れているときはどうしても雪が、、、優先事項はやっぱりオベリスクをバックに青い空で滑りたい!これですね。カメラマンの努龍君とのタイミングもありますし、この地蔵登山スキーに関してはいつ登るかが難しかったです。なんせ山頂までやっぱり6~7時間かかるので。

3月4日、時は来た!努龍君と行こうと決めた。アウトドアショップエルクのスタッフの綾井君も一緒に行きたいとのことで、同行してもらった。朝6時過ぎ。歩き出しは順調だ。 僕と綾井君はスキーとブーツを背負う。努龍君はカメラを背負う。

元気な綾井君

足元は僕は登山靴に大き目のスノーシュー。二人は登山靴にワカン。これが明暗を分けた。標高が上がるにつれ、徐々に雪が深くなってくる。燕頭山過ぎて、尾根に出ると北側はフカフカ、ズボズボ。僕のスノーシューは浮くのだが、彼らのワカンは沈む。普通に歩いていても前に進まない。急激なペースダウン。かなり激しいペースダウン。

君たち、埋まりすぎてませんか・・・?

鳳凰小屋に着く頃には12時を回っていました。その時は晴れていましたが午後から雲が出るという予報でしたので、山頂まであと1時間以内でしたが引き返すことにしました。オベリスクと青空が優先事項だったので!肩にいい感じに食い込み、よきトレーニングになりました。

下山途中振り返ると地蔵は無事に雲の中

結局板もブーツも背負ったままの一日。山梨の山でもワカンよりスノーシューのほうがいいこともあるということが分かりました。

ということで今回の地蔵スキーは叶いませんでした!

次回は山頂へ

yamamoto