MY POC vol.2

Yu Shinozaki

モンスタートライアスロンクラブ代表

MODEL

プロトライアスリート、篠崎友。
等身大の競技人生

PROFILE

篠崎友さんは1983年12月15日生まれ、現在42歳。千葉県柏市出身。日本体育大学体育学部卒業。大学からトライアスロンを始め、4年間はオリンピックディスタンスを主戦場とし、日本選手権に出場。大学3年時から実業団自転車競技もトライアスロンと並行して参戦し、大学4年時に実業団トップカテゴリーに昇格。大学卒業後、トライアスロンをショートからロングまで、自転車競技、デュアスロンと幅広く参戦。2010年よりプロトライアスリートとして活動。現在は神奈川県相模原に拠点を置き、プロトライアスリートの活動と共にサポートチーム『モンスタートライアスロンクラブ』代表としてトライアスロンの発展、スポーツのあるライフスタイルを応援している。

Q: トライアスロンとの出会いについて、教えていただけますか?

篠崎: 中高生の頃は野球部に所属していたんです。でも、正直に言うと、野球は自分の適性とは合わなかったんです。瞬発力や反射神経が求められる場面が多くて、自分には、長く続けて力を発揮する持久系の競技の方が向いているんじゃないかと感じていました。
それでも野球部を続けられたのは、部員の仲間に恵まれていたからです。本当にいい仲間たちに囲まれていて、その環境がなければ途中で辞めていたかもしれません。

小学生の頃から、泳ぐことは比較的得意で、ランに関しても学校の特設陸上部のようなところで、それなりの成績を収めることができていたんです。自分の適性は、有酸素運動にあるんだと感じていました。大学に入ってから、最初に見学に行ったのがトライアスロンなんです。スイムとランに自転車を加えた競技なら、自分にも合っているんじゃないかと思えました。

初めての大会では16位。同期の部員は6位という結果で、その差が悔しくもあり、そこからトライアスロンにのめり込んでいきました。大学は教職専攻で入学していて、当初は先生になる方向性も考えていたんですが、気づけばトライアスロンが生活の中心になっていました。2年時に日本選手権に出場、4年時には全日本大学選抜トライアスロンで個人総合優勝という結果に恵まれました。

競技と幸せのバランス

大学卒業後、篠崎さんはロングディスタンス・トライアスロンへと転向し、プロの道へ進む。約16年のキャリアを重ねる中で辿り着いたのは、競技人生における意外な答えだった。

Q: 大学卒業後、IRONMANのあるロングディスタンス・トライアスロンに転向された理由は?

篠崎: IRONMANというのは、スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.195km、合計225km以上を1日で完走するレースです。学生の頃から憧れていて、ロード実業団も経験しましたが、最終的にはこのIRONMANという舞台で自分を試してみたかったんです。

Q: プロアスリートとして活動する中で、成績へのプレッシャーと、生活・家庭とのバランスについて、どのように考えていますか?

篠崎: プロ選手として活動する上で、一つお話ししておきたいのが、スポンサー収入だけで生活が成立するというのは、トライアスロンの世界ではほぼあり得ないということです。日本だけの話ではなくて、本場ヨーロッパのプロ選手たちも、多くが仕事をしながらプロとして活躍しています。それがトライアスロンというスポーツの現実なんです。

ただ、「時間さえあれば強くなれる」というのは、ある意味当たり前で、誰だってそうです。だから僕が今考えているのは、その当たり前のことではなく、「今ある環境とサポートしてくださる方々、企業との繋がりの中で、どこまでやれるのか」ということなんです。

成績を残すこと、家族と過ごす時間、応援してくださる企業やファンの方との繋がり。それらを切り離して考えるのではなくて、全部まとめて自分の活動なんだと思っています。最終的には、この活動の中でいかに自分自身が幸せでいられるか。そこが、今の僕が一番大切にしていることなんです。

ヘルメットがパフォーマンスをつくる

トライアスロンのバイクパートは、全体の競技時間の約45~50%を占める重要なセクション。タイムだけでなく、続くランへの体力配分にも直結する。篠崎さんはこの重要なセクションの相棒として2018年からPOCのサポートを受けている。

Q: トライアスロンにおいて、バイクパートの重要性を教えていただけますか?

篠崎: トライアスロンは、スイム、バイク、ランという3種目を連続して行う競技です。スイムで体力を消費し、バイクで体を回復させながらタイムを稼ぎ、その疲労を引きずったままランに挑む。そういう流れですね。

バイクパートは全体の競技時間の約半分を占めるので、ここでのパフォーマンスが、最終的な順位を大きく左右するんです。だからこそ、装備、特にヘルメット選びは大切になってきます。

Q: POCとの最初の出会いはいつだったのですか?

篠崎: 2018年からサポートを受けています。きっかけはデザインに惹かれたことだったんですが、プロとして使う以上、性能面では絶対に妥協できません。だから、まずは代理店のフルマークスさんにお邪魔して、実物をしっかり見せてもらうことから始めました。自分の走りに本当に合うのかを、自分の目と身体で確かめてから、お付き合いが始まったんです。

Q: 現在使用しているTEMPORとPROCENについて、教えていただけますか?

篠崎: ざっくりした使い分けなんですが、レースなど空力を優先する場面ではTEMPOR、気温の高い日や普段の練習ではPROCENを使っています。

特にTEMPORはデザインがすごく気に入っていて、ハーレーの燃料タンクを塗装している塗装屋さんに頼んで、オリジナルのカラーで塗ってもらったんです。色違いで2つ所有しているくらい、思い入れがあります。

PROCENの方は、エアロ性能を保ちながら通気性も両立されていて、長く被っていても疲れにくいので、普段のトレーニングやロングライドに合っていますね。

Q: ほかにVENTRAL AIRも使っていらっしゃいますね。

篠崎: はい、VENTRAL AIRは基本的に練習で使っています。ロード、TT、マウンテンバイク、シクロクロスと、いろいろな用途で使えるので、本当に重宝します。ウェアに合わせたり、夜の時間帯は明るい色にしたりして使い分けています。

細かいところもよくできていて、前面にサングラスを差せるグリップが付いていたり、頭のサイズ調整や被る角度の調整も細かくできたりするので、すごく快適なんですよ。軽さ、通気性、デザインのバランスが取れていて、自分にとって一番使いやすいヘルメットかもしれません。

デザインも気に入っていて、特にスクエアに開いたベンチレーションの穴と、全体のシルエットがいいんです。トレーニングでも、ゆったりしたサイクリングでもマッチする、本当に素晴らしいデザインだと思います。

Q: 改めて、POCを選ぶ理由を教えていただけますか?

篠崎: 先ほどお話したように、最初はデザインに惹かれましたが、使ううちに、空力性能と自分のTTフォームへのフィット感が、何よりの決め手だと感じるようになりました。プロが使うヘルメットだから安心、というだけじゃなく、自分の走りを支えてくれる道具だという実感がある。それがPOCを選び続ける理由です。

モンスタートライアスロンクラブのこと

篠崎さんは『モンスタートライアスロンクラブ』の代表としても活動している。プロアスリートを支える後援会でありながら、メンバー自身もトライアスロンを楽しむ場という、独自のコミュニティだ。

Q: モンスタートライアスロンクラブについて、教えていただけますか?

篠崎: 一般的なスポーツクラブとは少し違っていて、僕の活動を応援してくれる『スポンサークラブ』というのが基本の形です。

メンバーの皆さんが僕のトレーニングや競技活動を支えてくれて、その代わりに僕も一緒にトレーニングしたり、アドバイスしたりして、皆さん自身もトライアスロンを楽しめる環境を作っている。一方的な関係ではなく、お互いに支え合う関係なんですよ。

ビギナーからエイジランカーまで、いろんなレベルのメンバーが集まっています。それぞれがトライアスロンを楽しみながら、同時に僕をサポートしてくれる。その形が、すごくありがたいんです。

Q: メンバーとの時間と、自分自身の競技、そのバランスはどう取っていますか?

篠崎: 正直、簡単ではないです。一緒に走る時間は、メンバーとの関係を築く大切な時間でもあるし、自分自身のトレーニングでもある。その両方を成立させようと工夫しています。

ただ、メンバーが楽しんでいる姿を見ると、こちらも元気をもらえるんですよ。皆さんの存在があるから、自分もトレーニングを続けられている。だから、これは負担ではなくて、僕にとって本当に大切な時間なんです。

Q: 今後について、考えていることを教えていただけますか?

篠崎: プロとしての競技活動は、もちろん続けていきます。同時に、モンスタートライアスロンクラブを通じて、トライアスロンを楽しむ人をもっと増やしていきたい。

成績と人との繋がり。両方を大切にしながら、自分が幸せでいられること。それが結果的に、周りの方にもいい影響を与えられたらいいなと思っています。これからも、そういう気持ちで続けていきたいですね。

Yu ShinozakiPro Triathlete

モンスタートライアスロンクラブ代表。神奈川県相模原を拠点に活動するプロトライアスリート。 2010年よりプロとして、ショートからロングまでのトライアスロン、自転車競技、デュアスロンと幅広く参戦。 モンスタートライアスロンクラブ代表として、トライアスロンの発展とスポーツのあるライフスタイルを応援している。

Yu Shinozakiが使用しているPOCヘルメット

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