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小番 直人
Naoto Kotsugai
- 使用モデル: Mono Wool Mitt
- HESTRAグローブ使用歴: 16シーズン(2025年現在)
なぜHESTRAを?
八甲田山ガイドクラブの相馬浩義さんとの出会いをきっかけに、HESTRAというブランドを知った。1936年の創業以来、家族経営を続け、今もなおスウェーデンの小さな村「へストラ」で手袋づくりを続けているという。その姿勢に強く惹かれた。時代の流れや大量生産の波に流されることなく、自分たちの哲学とクラフトマンシップを守り抜いている。その“独自性を貫くあり方”が、とても心に響いている。
「Mono Wool Mitt」を選んだ理由
何色にも自然と溶け込む、無垢なオールホワイト。環境への負荷となる染色という工程を経ず、素材そのものの色で仕上げられた「白」には、自然とともにあるものづくりへの誠実さを感じる。バックルやコードなど、細部のパーツまでもリサイクル素材で構成されており、その潔さにHESTRAらしい信念を感じる。
ベースは、ブランドを象徴する名作「Heli Ski」。オーバーカフのミトンを、起毛ウールのライナーがやわらかく包み込む。冷え込む山の中でも、安心感に包まれる。自然の中で長く手を守り続けてきたブランドの歴史と、未来への想いが感じられるモデルだと思う。
気に入っているところ
私は手先が冷えやすいので、起毛ウールのライナーがもたらす暖かさと安心感を、とても気に入っている。汚れやすい白ではあるが、2シーズン使っていても、こまめに手入れをすることで美しい白を保っている。
アウターのファブリックの汚れを落とすときは、子どもが上履きを洗うときに使っている「ウタマロ石けん」を、歯ブラシでやさしくこすりながら洗っている。そんなふうに手をかける時間も、このグローブへの愛着をいっそう深めてくれる気がする。
使用状況
12⽉から4⽉上旬の寒い⽇。⽉に15⽇くらい。
ほかにどんなモデルを使用していますか?
「Ergo Grip Active」
駐車場でツールを準備しているときや、ハイクアップのシーンで使っている。この「Ergo Grip」システムの魅力は、縫い目が手のしわに沿って配置されているため、手の屈曲運動を妨げず、ストレスなく動かせることにある。日常動作やギア操作をするときも自然に手が動き、操作性が高い。そして、丈夫。山の中で特に冷える日は、このエルゴを着けたまま「Mono Wool Mitt」を上から重ねるのが好きだ。
「Highland Mitt」
ゲレンデを滑る日に使用。ライナーを外して、「CZone Contact Glove」を組み合わせている。「Highland Mitt」とのサイズ感もよく、「CZone Contact」はスマートフォンの操作ができるので、素手を出さずに気軽に写真や映像を撮ることができる。
最後に滑り手としてのモットーを
「滑り続ける人生」
自らデザインしたボードで、自然と対話しながら、一本のラインで自分を表現する。雪でも海でも、ボードを通して“自然とつながる瞬間”を大切にしている。
小番 直人 (こつがい なおと)
Naoto Kotsugai
text by
Naoto Kotsugai
Chikara Terakura
photo by
Hiroshi Suganuma