今日はオリンピックの開会式です。コロナ禍での開催ですが、とにかく選手のみなさんにはベストコンディションで活躍してもらいたいです。地元からはレスリングのグレコローマンスタイルで文田健一郎くんが出場します。がんばれ~!ちなみにお父さんと韮崎工業高校の体育科で10年間ご一緒させていただき、健一郎選手も小さいときから学校の道場によく遊びに来ていましたし、高校では韮崎工業高校に入学し、お父さんから指導を受けていました。もちろん本人の努力はすさまじかったんですが、(追い込みすぎて倒れていた姿も何度か見ました)それ以上に父であり指導者の敏郎さんの手腕は本当に勉強になりました。教員になった一年目は僕の指導教官として、ご指導いただきました。机上の指導よりも、先生自身が実践されていたことを見て、そこからいろいろと考えた、という感じですね。本当にいい10年間でした。よく「好きこそものの上手なれ」と言っていまいたね。生徒をその気にさせる指導、しかも中途半端なその気ではなく、人生をかけるくらいの本気にさせてしまう。そうなったら生徒は「休め」と言われてもトレーニングをしようとします。その気持ちが大事かなと!僕もその後、たま~にそういう生徒に出会うことができ、それはとても楽しい時間を一緒に過ごすことができました。

そしてだいぶ前になりますが、6月下旬に僕の地元の韮崎で聖火リレーが行われ、ランナーを経験させていただきました。

韮崎市 第4走者で走りました。
©doryu takebe

走った距離は200m。そのたった200m、2分間だけでしたが、沿道の声援や、通行止めの道路、カメラマン・・・いろいろな条件が整いまして、なんだか、100マイルのレースのゴールと重なってしまいました。めちゃくちゃ気持ちよくて、すごく心地よくて、走り終わっても足も痛くない。不思議な時間でした。2019年秋、レユニオン以来、100マイルレースに出場していない自分。正直またあの場所に戻りたい、と思ってしまいましたね。やっぱり特別です。

気持ちよい時間でした。
©doryu takebe

さすがにコロナ2年目に入り、ふとした瞬間に、海外のレースや仲間のことを思ったりします。いつ行けるかな~、いつ会えるかな~って。今回オリパラに出場する選手やスタッフは相当な準備やコロナ対策をしてきていると思います。普段の遠征とは精神的にも違いすぎるはず。いつも以上にコンディショニングが難しいかもしれません。運営面ではいろいろとありますが、選手は目の前の試合に向けてがんばっていると思うので、それを全力で応援したいです。

で僕は海外に行かないのかと言われると、行かないです。いろいろと大変すぎます。今は、与えらた環境で、つまり日本、地元で、この時にしかできない経験をしっかりしたいと思います。それはそれでとても楽しく刺激的で、とにかく毎日あっという間。時間が足りません。それはいいことかもしれないけど、せめて一日26時間くらいになってもらいたいです(笑)

自由にあちこち行けるようになったときに、どこででも気持ちよく走れるように、準備しておきます!

これこれ!久々に味わいたいよね! (2010 UTMB)
©fujimaki sho