こんにちは、
さて今日はワタクシの師匠であります、寺倉氏からFall Line発売のお知らせです。
この本のスタートにはいろいろな形で関わってきました。
表に出ない部分の話ですが、、、というか出せない話ですが。
いまだに飲みのネタにはさせてもらってます。
わか
以下、寺倉氏からの原文のままです。
【Editor’s note】
今回のテーマは大きく分けて3つあります。
1. 「Search」または、「目の付け所」
長年、雪山を滑り込んできたライダーの「視点」にフォーカスした企
画。もっとも、これこそFall LIneが追い求めている創刊以来の
テーマですが、今年はより具体的に形にしました。
「STOP AND GO」 featuring 丸山”バブル
ス”隼人 vs 西山勇
世代や経験、スタイルや立ち位置も違う2人のスノーボーダーによる初
セッション。競い合うわけではなく、けれども、状況に応じて自分のベ
ストを出し合う様をレポート。地形やラインの選択、セッションのメン
タリティなど、読者が自身のライディングを振り返ることができる、あ
る意味、Fall LIne的ハウツー企画(言い過ぎですが)でもあり
ます。
「児玉毅と滑る旅」 featuring 児玉毅 & 小路口稔
新しい山をサーチして狙いを定め、タイミングを図って滑り倒すまでの
一部始終を、カラー12Pとモノクロ4Pでレポートする大企
画。ここ数年のメジャーポイントの混雑状況をみれば、アプローチの遠
い新しい山域に目を向けるのは時間の問題だったといえますが、はから
ずも今年の雪不足がそれを後押ししてくれました。児玉毅のタクティク
スと、日本離れしたヒマラヤひだの大斜面に注目です。
「夢の系譜… ある山小屋の話」
モノクロの読み物企画です。莫大な鉄骨やコンクリートを投入せずと
も、ヘリコプターの機動力を導入しなくても、天国のようなスキーエリ
アを実現できるという実話。というか、滑り手の心を存分にくすぐるト
リップレポートです。実は写真も素晴らしく美しくて、カラーページの
スペースが足りなくて涙を呑んだ一例です。
「AKでバックカントリーガイド&ロッジを始めた……、
と言ってもアラスカの話ではない 〜塚原聡インタビュー〜」
ノマドのガイドとして活躍した塚原聡が、独立してユニークな活動を始
めています。彼が描くのは見果てぬ夢か、それとも現実か。
2. 「ALASKA」
これまたFall LIne創刊以来のテーマです。滑り手はなぜ、アラ
スカに惹きつけられるのでしょうか。2人の女性のレポートでお送りし
ます。
「天国と地獄、それでもやっぱり天国の勝ち」
featuring 桑原”シーサー”知美、三宅陽子、福島のり子
7度目のシーサー、4度目のYO、そしてAK初見参のの
り子。三者三様のアラスカの様子をシーサーが自ら長文にしたためまし
た。致命的な滑落から九死に一生を得たシーサーが自ら綴る体験は息を
のむ臨場感。そして、アラスカに掛ける彼女たちのひたむきな姿勢が胸
を打ちます。
「Pure Moments of Life.」featuring Kirsten Kremer
究極の斜面を案内する女性ヘリガイドにフォーカスを当てました。夏も
冬も含めて10年あまりアラスカに入れ込むフォトグラファー、
ヤーマンこと山田博行が発案し、ヴァルディーズ黎明期から通い続ける
岡崎友子が文章を担当。現地に行って驚いたのは、超急斜面の迫力もさ
ることながら、次から次に表れる2人それぞれの旧友たち。そのあまり
の多さに、空いた口がふさがらない毎日でした。
3.「Risk」または「雪崩事故」
限られたスペースで何が出来るかを考え抜いた結果です。「山で死ぬの
も自由」と言い切る服部文祥、アラスカで雪崩事故に直面した佐々木大
輔、さらに関口雅樹、舎川朋弘、江本悠滋の各氏による寄稿文には、現
場に立ち続ける者としての判断と行動の理由が綴られています。
ほかにも、好評のフォトギャラリーは今年も26Pの大スペースで
展開しています。石橋仁、富山英輔、田口勝朗というお馴染みのコアな
書き手によるコラムも充実。また、バックパックを検証したレポートも
お楽しみに。
2007年10月10日
Comments by waka