「デカいザック背負って、上でテント張って走りまわるの好きなんだよな~」というヤマケンの言葉から思いついた企画、『登山×トレイルランニング with ヤマケン×ちゃんぷ』を先月梅雨明け間近の休日、八ヶ岳南部で開催しました。
朝、編笠山や権現岳など八ヶ岳南部の登山口である観音平を出発。
参加者の背中にはなかなかなサイズのザック。
トレイルラン系のイベントには珍しく、今回は登山をする為に30L程度のザックを背負ってもらいました。
僕はトレイルランでは持っていけない湯沸かしのバーナーや鍋にコーヒーセット、スナック菓子、そして夏の”あれ”を詰め込んで。
歩き始めてしばらくすると、その名も雲海というビューポイントに到着。
その名に恥じない絶景ポイントに、ザックを下ろして記念撮影です。
トレイルランだと意外とスルーしてしまいがちなスポットも、登山のスピードだと気づけたりして、得した気分に。
と思ったら、写真を撮ってすぐにザックを背負い直し再出発。
実は梅雨の晴れ間となったこの日、異常な数のアブとブヨが発生していて、じっとしていられず…
強制的に歩かされてしまいます。
稜線の青年小屋でザックをデポし、トレイルランスタイルでまずは西岳へ。
西岳は少し主稜線から離れるので個人的には初めて行きましたが、いい景色が見れる場所です。
八ヶ岳は裾野は広くですが上部は急峻なため、高度感もあってやっぱり気持ちのいい山ですね。
そしてこの場所で、アブとブヨが寄って来ない裏技をお客さんが発見!
いや~自然って不思議です。
特定の条件下でしか使えませんが、裏技を知りたい方はお店まで。(笑)
今回は登山の楽しみを味わいつつ、ヤマケンの山での登り下りの動きを盗むことも忘れていません。
実際に動いてもらって、
トレイル系ランニングコーチであるちゃんぷさんに解説をしてもらいます。
ヤマケン「へ~そんな動きしてるんですか。勉強になります。」
意識せずにその動きができているヤマケンはさすがなのですが、僕らだけではなく、本人も理論で学べて納得。
動きの見本を前にして、ちゃんぷさんによる解説は本当に分かりやすく、状況に応じた走りを使い分けることで、実際にガレ場の下りが怖くなくなったという参加者もいらっしゃいました。
急峻な岩場や鎖場など、トレイルランニングだけでは意外に通らない場所も多く、いざこういう場所に出くわした時にどう対処するのか分からなかったりします。
実際にほぼ初めてという方もいて、岩場などでの基本である三点支持を実践してもらいました。
山は人と人をつなげる不思議な力がありますね。
一緒に山に行った仲間との自然発生的な一体感が心地良いです。
2つ目のピークは権現岳。(右奥)
走れる場所は走り、危険な場所はスピードを落として安全に。
スピードは違えど、状況に応じた行動が必要なのは、登山もトレイルランニングも同じ。
あの山が〇〇岳で、歩いて来たのがあのルートで…など、その山を知り尽くした人の話って興味深いものです。
そして山のことを知れば知るほどより山が楽しくなります。
僕は歩くことから山を始めて、トレイルランニングもやるようになりました。
交通マナーと同じように山でのマナーを学び、状況に応じた行動や装備を備えられるようになれば、登山やハイキングとトレイルランニングも同じようなもの。
選択肢が増えれば、連休取れる時はテン泊縦走、半日しか時間の無い時は近場の山でトレイルラン。という感じでより山を楽しめるようになりました。
これからも色んなスタイルで、安全にそれぞれが山を楽しめるようになるといいですね。
そうそう、夏の”あれ”は巨大スイカで、アブとブヨのおかげで食べてる暇もなく、そのまま家に持ち帰ったのでした。
体重計で測ったら8kg。いいトレーニングになりました。
参加いただいた皆さん、お疲れさまでした。
そして次回はスイカを食べましょう!
8/25(日) にちゃんぷさんと奥武蔵のトレイルを走ります。
ステップアップしたい方も、秋のレースを目標にしている方も、すぐに実践できる内容となっていますので、是非ご参加下さい!
FULLMARKS 原宿店
佐藤