マルチな使い方ができる、薄手インサレーションジャケットがNORRONAから登場しました。
color : Sage Green (メンズ) size : L (メンズ) モデル身長181㎝
薄いのにいざという時に頼りになる、化繊の中綿を封入したインサレーションジャケットです。
中綿ボリューム40g/m²、ジャケット重量約300g。
NORRONAのインサレーション(化繊中綿入り)ジャケットラインナップで、最も薄手軽量となります。
雪山では+αの保温着として。
グリーンシーズンでは高山でのテント場や小屋での保温着として。
かさばらずザックにも押し込める、今までになかったちょうどいいボリューム感は、かゆい所に手が届くような使い勝手の良さがあります。
というのも世の中の化繊インサレーションジャケットは、中綿のボリューム60g/m²あたりが標準、100g/m²くらいからがアウター要素の強い厚手として多く存在していますが、このモデルほど薄手なアイテムはほぼ皆無でした。
このことには通気性を重視した保温着、アクティブインサレーションの登場が無関係ではなさそうです。
今回ご紹介しているような化繊インサレーションの中綿と、それを包む表地をより通気性の良いものに変更したアクティブインサレーションは、簡単に言えばフリースとインサレーションアイテムのいいとこどりをした、中間的な存在。
同じ厚みであれば、フリースに近い通気性とインサレーションアイテムに近い防風性と保温性を兼ね備えています。
※現在は『 falketind Alpha120 Zip Hood 』『 more octa Zip Hood 』『 lyngen Alpha90 Jacket 』のように、表地を省いたフリースにも分類されるようなアクティブインサレーションも展開しています。
こういった汎用性の高いアクティブインサレーションの登場もあり、薄手のインサレーション(中綿)アイテムは重要視されてこなかったのではないでしょうか⁉
jacket : 『 lofoten Gore-Tex Jacket 』
素材の研究開発が進む中で、フィールドでの色んなコンディションやシーンに対応できるよう、保温性の細分化と汎用性の向上が同時に進化した感のある保温着ですが、インサレーションアイテムの”安定した保温性”は、フィールドにおいて欠かせないキーワードであることには変わりありません。
断熱性に優れた中空の繊維を中綿として使用していることで、風を遮り水分を含まないといった耐候性に優れるため、厳しいコンディションに置かれた際にはフリースやアクティブインサレーションと比較して、確実に暖かさを確保してくれるのです。
・標高差やコンディションの変化から、1日の中でも5℃~-10℃と気温差がある日
・歩きやすい尾根歩きと難易度の高い岩場がミックスされ、行動スピードの変化に伴い体感温度にメリハリがある山行
・寒暖差や天候などの予想が難しい日
これらのように気温差や体感温度に幅がある場合は、”安定した保温性”を持つインサレーションジャケットがぴったりです。
フリースやアクティブインサレーションと組み合わせてレイヤリング(重ね着)することで、コンディションの変化に対して、より幅を持たせることが可能となります。
今回ご紹介しているこちらのモデルは40g/m²の中綿ボリュームに加え、表地に薄手の20D リップストップナイロンを採用することで、立体裁断による動きやすさを最大限に享受できる、とっても柔らかく滑らかな着心地。
フリースに近いフィッティングのためレイヤリングした時のもたつきがなく、この上にシェルを羽織っても生地同士の引っ掛かりがなくノンストレスです。
もちろんアウターとしても◎
疎水性のある中綿に加え、表地にはPFCフリーのDWR(耐久性撥水)加工を施しているため、雪や小雨の中でもあまり気を遣うことなく使用できます。
もしさらに気温が低い時の使用や、休憩時にアウターシェルの上から羽織ったりことがメインであれば、メイン部の中綿ボリュームが80~100g/m²で配置され、サイズ感も少しゆったりめの『 trollveggen thermo100 rescue Hood 』がお勧めです。
color : Caviar
前身頃と背中に入ったステッチは、中綿の偏りを防ぎます。
このステッチが、左右非対称に入っているのもいいですね。
ステッチ部分との摩擦を考慮し、バックパックを背負った際に負荷のかかる肩周辺は、ステッチを排除しています。
color : Caviar size : M モデル身長183㎝
小物入れに便利な左胸のチェストポケットと、しっかりとスペースを確保したハンドウォームポケットを左右に配置。
全てジップ付きですが、右のハンドウォームポケットはパッカブル(ジャケット収納)ポケットを兼ねているため、内側にもツマミが付けられています。
sunglasses : POC 『 DEVOUR GLACIAL 』
非常にフィット感の高いフードは、クライミングヘルメットまで対応できる大きさです。
細かい立体裁断に加え、フードの縁は伸縮するパイピング構造で仕上げ、顔に吸い付くようなフィッティング。
このフィット感の高さは、インサレーションジャケットというよりバラクラバ付のフリースに近い感覚すら覚えます。
そのままでも十分被れますが、後頭部のドローコードでの微調整も可能です。
pants : 『 lofoten Gore-Tex Pants 』
backpack : PLUS ONE WORKS 『 SHUMARI 35 EVO 』
ワンデイで使用するバックパックにも無理なく忍ばせておけるこのジャケットは、基本のレイヤリングではどこか不安な時や寒暖差の激しい日に、安心感と確かな暖かさをもたらしてくれます。
装備に何かが足りない気がする…
そんな時はこのアイテムを加えておきましょう。
さらなる軽さ、重量比の保温性を追求する方は、ダウン製品のtrollveggen superlight down850 シリーズもチェックしてみて下さいね。
『 falketind thermo40 Hood (M) 』
price : ¥34,000+tax
color : Caviar / Indigo Night / Sage Green / Skydiver
size : S-XL
『 falketind thermo40 Hood (W) 』
price : ¥34,000+tax
color : Caviar / Indigo Night / Royal Blue / Festival Fuchsia
size : XS-L