Photography [Tetsu]: Ayako Niki

HESTRAとの出会い

今回は、HESTRA(ヘストラ)について書きたいと思います。自分との出会いや関係性など含めてお気に入りのグローブをご紹介していきたいと思います。

HESTRA」との出会いは中学1年のとき。当時長野オリンピック開催により連日テレビでスキーやスノーボードの映像が流れて盛り上がっていました。ジャンプ競技やスノーボードのハーフパイプを見て興奮していました。その中でもモーグルを見たときにはかなりの衝撃を受けたのを覚えています。

里谷多英さんの金メダル獲得もありニュースや特番でかなりモーグルが取り上げられていて、そこで色々な事を知りました。特に坂本豪大さんとジョニー・モズリーにはかなりの影響を受けましたね。スピン系のトリックやグラブなどカッコ良かったですよね~。その夏に坂本さんがやってたトラ柄のヘアカラーに憧れて自分でやっちゃいました()

オリンピック開催の後に毎年恒例の家族旅行でニセコにスキーに行きました。そこで初めて雪上でモーグルに会いました。間近で見るのは初めてで当時ニセコで行われていた大会スーパーバンプス(国内最高峰の草大会)は強烈な印象とモーグルをやりたいという気持ちを生み出しました。ここが自分にとってスキー人生の始まりですね。

そこから地元の本屋でスキー誌の広告に載っていた大阪にあったDIG-IN FREESTYLE(フリースキープロショップ)に行きました。当時そこには連日フリースキーヤーが集まりスキーの話で盛り上がったり新作ビデオを見たり、ショップが管理するトランポリンを飛びに集まっていました。そこに集まっていたスキーヤーのみんなが使っていたグローブがHESTRA」でした。

もちろん中学生には高くて買えなかった品質の良い物でした。そこにいたショップのスタッフや集まっていたみんなに本当に良くしてもらっていました。そのみんなが使っているマテリアルにはやはり影響受けました。正直その時の自分はその他のグローブメーカーを知らなかったと思います。

そんな流れでショップで管理していたコースを滑りながらディガーの手伝いをしていたんです。そこでディガーに支給されていたグローブがHESTRAで自分にもおこぼれが回ってきて初めて使ったんです。憧れのグローブをゲットした時の話です。

その数ヵ月後に起こったHESTRA」にまつわるメチャクチャ良い話があるんですけど、Aが嫌がりそうなので次の大事な機会に取っておくことにします。そこからのスキー人生の中で浮気した1シーズンを除きヘストラを使い続けてきました。

まず最初に紹介したいグローブは先シーズンからリリースされたモデル“WAKAYAMA”です。

“WAKAYAMA”

ヘストラの良さである柔らかい握り心地を突き詰めたモデルじゃないかと思います。他のモデルと比較しても群を抜いて柔らかいです。そしてグローブの内側に使われているウールも調子の良さを倍増しています。北海道の極寒のエリアから春のような暖かいコンディションまでカバーしているオールラウンドモデルです。手首を絞るロープもお気に入りの部分です。

そしてこの7~8年使い続けている“3-FINGER GTX FULL LEATHER”

“3-FINGER GTX FULL LEATHER”

この3フィンガーのスタイルが最も好きで使っています。デザインもさることながら機能性も優れています。GORE-TEXにより防水性も高く、ミトンの強みでもある保温性に加え可動域も良いです。このグローブデザインのスタイルが好きです。

もう一つアクセサリーの、“HAND CUFF”

“HAND CUFF”

もーこれだけは外せないですね。モデルによっては元々付いている物もあるんですけど、ほぼ全部のグローブに付けています。理由は簡単ですが、ただ楽だっていう感じです。シーズン通して使うものだし快適性やデザインが大事だなと思っています。こんなに長く使っていますが全く飽きていません。シンプルで変わらない良さ的な部分も気に入っているところです。

 

現在、北海道ニセコ・赤井川のバックカントリーを中心に活動を行い、北米・カナダでもスキー活動を行っています。数年前にアラスカ・カナダでHeartFilmsクルーと撮影トリップをした時の一部映像で、同じHESTRAを使うYuta Watanabeとのショートクリップ。

北海道のニセコ・赤井川で2010-2011年に撮影したショートムービーです。

もうすぐシーズンインですね。このブログを読んでいる皆さんが最高の雪の上で楽しめることと安全を祈っています。

川口 徹

Tetsu Kawaguchi

 

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次回は、金沢、アメリカ東海岸、スイス、北信、九州、四国とバガボンドし、現在は北海道ニセコ町在中GENTEMSTICK SHOWROOMに勤務し、オフィシャルのボードチューンナッパーとして活動している原山 拓也氏の登場です。