Kenichi Minegishi
スキーにハマったのは、高校を卒業してからでした。両親はスキーをしないので中学生の頃、学校のスキー教室から少しずつ行くようになりました。高校卒業後にスポーツの専門学校へ入ったことをきっかけにスキー合宿でバッジテストを受けたりスキーブームも手伝って友達とちょこちょことスキー場へ通うようになりました。
完全にハマったきっかけは、就職してから始めたサーフィンでした。仕事前の早朝に海に入ったり週3、4日はサーフィンをしていた時期がありました。僕はハマりやすいんです(笑)。
サーフィンは、波がなければできないスポーツです。同じように自然の恩恵を受けながらスキーがしてみたいと思ったことでバックカントリースキーに目覚めました。
冬はスキーばかりできるように会社を辞めて、20代はニュージーランドから始まってカナダのウィスラーやユタの山々へ滑りに行ったり、八甲田山荘でバイトしながら滑ったり、出身地である群馬県の谷川岳でバックカントリースキーの経験を積みました。
バックカントリーガイドを始めたのは2003シーズンからです。その後、スイスのツェルマットでハイキングガイドをやらせていただいたおかげで、海外で山へ登る経験を積むことができました。 2005年には当時目標であった北米最高峰のデナリの山頂よりスキー滑降をすることができました。ヨーロッパオートルートへ行ったりアラスカ山を巡るロードトリップをしたり、今でも世界中で滑ることが楽しみです。
バックカントリーガイドサービス KinTouN【筋斗雲】より多くの人々に自然遊びの魅力を伝えることをライフワークとし、1年を通してさまざまなツアーを運営しています。
ガイドの仕事で毎日着用していてもヘタリが少なく、シーズンの最後までしっかりとした着心地で気持ちがよいプロダクトやギアを選んでいます。
tamok Gore-Tex Jacket LTD
ノルウェー北部に位置するパウダーエリア、tamokからインスピレーションを受けたコレクションです。
ミリタリールックと最新のゴアテックス技術を採用し、斬新で独特なデザインながらも、フリーライディング、激しい動きと厳しい気候に対応できる優れた機能性を備えています。ロングレングスの丈でゆったりとしたフィット感で、遊び心のあるバックカントリーアクティビティーに最適なシェルです。
限定カラーのカモを愛用しています。今まで見たカモフラージュのジャケットの中でも群を抜いてかっこいいです。
少し重さを感じますが、それはロングレングスでジャケットそのものがざっくりと大きめ、ポケットも多いので生地の量が多いからでしょう。ライディングには、全く気になりません。
ハンドウォームポケット、胸のメッシュベンチレーション、雪の侵入を防ぐハンドゲーター、脇下のベンチレーション、着脱可能なスノースカート、遊び心のある高機能を備えています。
丈が長くお尻まですっぽりと覆うスタイルで、スタイル重視に見えますが、柔らかい着心地のGore-Tex C-Knitを使用していることや贅沢な生地の使い方にいつも最先端をいくNORRONAらしさを感じます。
スタイルがあるにもかかわらず、バックカントリーでアクティブにハイクをしたりライディングをしたりする十分なスペックがあります。
パンツは少し細めのスタイリッシュなシルエット。とてもしなやかな生地感です。止水ジッパーを使ったインナーメッシュ付きベンチレーションが腿の内側と外側の両方についています。
lofotenと共通ですが、カーゴポケットの内側にあるスマホポケット?がとても重宝です。アバランチビーコンは携帯電話の電波によってエラーを起こすことがあります。
上半身にビーコンを装着している時にスマホをパンツのカーゴポケットに入れれば電波が干渉することが、ほとんどないです。スマホポケットを利用すると、スマホは大きなカーゴポケットの中で転がらずフィットして携帯できます。ヒップポケットの雨蓋はマグネットで閉まるようになっているので、金属のボタンが露出していない分、何かに引っかかることはないですし見た目もスッキリ。tamokはジャケット、パンツ共にポケットにとても工夫を感じます!
7部丈のインサレーションパンツ
使いやすくて重宝!毎日手放せない一着です。
サイドジッパーを開くと上から下まで完全に開くので、ブーツを履いたまま着脱することができるのと軽量なので、使用しない時もバックパックに入れていて嵩張らないのです。
バックカントリースキーガイドの際には、シーズンを通して毎日使用しています。スキーガイドでは、Gore-Tex3レイヤーパンツをシェルとして愛用しています。ベースレイヤーにタイツを履き、ミッドレイヤーとして使用しています。ハイクの途中などで暑くなった場合は、シェルパンツのサイドベンチレーションジッパーを開き、そこから手を入れて本製品のサイドジッパーを左右全開すれば、シェルパンツを脱がずともミッドレイヤーの本製品のみを脱ぐことができるというところが気に入っています。また、寒くなった場合は、シェルパンツの上からオーバーパンツとして使用すれば、休憩時の防寒着として使用することができるので、とても便利です。
山小屋ではシェルパンツを脱いで、タイツと本製品を着用して過ごすことが多いです。自宅の自分の部屋は、暖房がありません(笑)。
神奈川県とはいえ冬になるとさすがに寒くなりますが、これを履くと暖かくて落ち着いてPC仕事ができますね。外でも中でも手放せない一着です。
気がつけばこればっかり使ってます。
視界が広いことやベンチレーションが大きい分蒸れにくいので、とにかく快適です。
シーズン中に長く使うものですし、天候の条件が悪くなればなるほど必要なものですので、快適であることは大切です。今まで使ってきたゴーグルの中でも快適性がとても高く、フレームとヘルメットの相性が良いのです。
自然とこればかり使うようになってしまいました。スペアも同じFoveaを一つか二つ、バックパックに入れてます。
HESTRA 30800 LEATHER WOOL (レザー ウール)
厳冬期のハイシーズンから春先までほとんどのシチュエーションで使用しています。皮がしなやかでオイルの入りも良く、使い心地の良いグローブです。厚みが程よいので、スキーシールの付け外しの際や細かい作業のときもグローブを着けたままできるので、吹雪などの悪天候の中でも安心して使うことができます。
さらに、インナーがウールで取り外し可能!!
特に気に入っている点はインナーです。パイル状に織られたウールは手を入れたときにとても気持ちいいです。また、ウールなのでサラサラしていて、汗をかいた後でも手を入れるのがとてもスムーズです。
よく手に汗をかいたときに、グローブを外すとインナーまで一緒に出てきてしまったり、またそれを戻すのに難儀してしまうことがあります。
このグローブはそういったストレスが皆無です。インナーだけ取り出して洗えるのもいいですね。ウールだから臭くなることもありません。汗かきのぼくにはパーフェクトなグローブです。
峯岸 健一
Kenichi Minegishi
★★★★★
次回は、スノーボード技術選を主に、SAJスノーボードデモンストレーターを経て長野県白馬村に拠点を移しアウトドアガイドサービス「Mauka outdoor」を主宰、夏はSUPツアー、冬はスノーボードツアーをゲストに提供している福島 格 氏の登場です。
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