trollveggen Gore-Tex Pro rescue Pantsトロールヴェゲン ゴアテックス プロ レスキュー パンツ
ジャケットと同じく耐久性を重視したGORE-TEX® PRO most rugged technologyを採用。素材は100%リサイクルナイロンで、メインの箇所は80デニールの生地。尻、膝、腿、裾のダメージを受けやすい箇所のみ200デニールの生地で補強されています。
膝を自然に曲げた状態に合わせた立体裁断に加え、ヒップにゆとりを持たせて、足を上げたり、屈んだりする動作をストレスなくこなせるようにしています。救助隊員が最も故障しやすい膝にはパッドを入れるためのポケットを装備。パッドを入れることで、硬い岩や氷でも安心して膝をつくことができます。
ベルクロで絞れる裾はアイゼンを装着したときの足さばきもしやすく、ひざ下にはケブラーとベクトランファイバーを交織した強固なエッジガードを当てました。ベクトランファイバーは漁網や宇宙服にも使われるスーパー繊維で、柔らかくて強いのが特徴です。ウエストに別売りのマウンテニアリングビブを装着可能。ウエスト内側にはサスペンダー装着用のループも備えています。
trollveggen thermo100 rescue Hoodトロールヴェゲン サーモ100 レスキュー フード
オーソドックスなデザインのインサレーションには、大手サプライヤーのものと遜色ない性能に定評があるピネコ社の中綿を採用しています。厚さが違う4種類を使い、腕の外側に40g/m²、胸に60g/m²、フードと袖の内側に80g/m²、背中と腹部に100g/m²をマッピング。身体の部位に適した保温性と透湿性を確保しながらも、山岳救助において必要な運動性能を妨げません。
フードはシェルと同じくイヤーマフ付きのヘルメットに対応するデザインですが、中綿入りで柔らかいためにフィット感がよく、調節はスナップボタンとドローコードで簡易化しています。フロントのポケットもシェルジャケットと同様に大容量で、グローブやシールの一時的な収納も可能。表地はコーデュラリップストップナイロンで作られ、薄手ながらも抜群の引き裂き強度を誇ります。
胸と背中のロゴ、腕と腰背面にはリフレクターを配し、夜間の救助活動中にどの方向からでもライトの光に反射するように作られています。
trollveggen flex1 rescue Pantsトロールヴェゲン フレックス1 レスキュー パンツ
耐久性、耐風性、伸縮性、通気性の4拍子が揃ったソフトシェルパンツです。メインの生地に定番のフレックス1を使い、膝とヒップは90×300デニールの生地で補強しました。
膝の内側にはさらに防水メンブレンも入れて、濡れた地面にも膝をつけるようにしています。太腿のサイドには、雪の侵入を防ぐため内側をメッシュでカバーしたベンチレーションを装備。エッジガードは縦糸にベクトランファイバー、緯糸にナイロンを使用して強さとしなやかさを両立しています。
他のレスキューモデルと同じように前、横、後ろにはリフレクターを配置し、全方位からの視認性を高めています。
- CREDIT
- photo:Lars Petter Jonassen, Chris Holter text:Toshiaki Ito