探検家でNorrøna アンバサダーのボルゲ・オウスラント。彼と共に2006 年からテストを繰り返して開発された遠征用装備が、arktis(アークティス)というコレクション名でローンチされました。
この新しい「arktis コレクション」は、極限のコンディション向けに設計された耐久性のあるプレミアムな遠征用ラインです。Gore-Tex Pro ジャケット、Gore-Tex Pro ビブ、バラクラバ、遠征用ハット、Gore-Tex ミトンで構成されています。極地探検の歴史に根ざし、探検家ボルゲ・オウスランドと共に開発されたこれらの製品は、北極圏のあらゆる課題を解決するために作られました。その最大の特徴は、2006年の構想スタート時からの、徹底したユーザー主導による開発哲学が貫かれている点です。
私たちは芸術と歴史を重んじる職人技を重視しており、製品開発は最初から最後までノルウェー・リサーカーにあるNorrøna 本社で行われます。私たちの哲学は、私たちの製品は極限の冒険に挑戦し、勇気を持って限界をプッシュする人のためにテストおよび開発されるべきであるということ。これを「究極のユーザー主導製品開発」と私たちは呼びます。私たちがNorrøna 本社で製造しているのは、世界で最も要求の厳しいユーザー、専任のテスター、およびアンバサダーに向けた製品になります。
ボルゲは’90年代から製品開発とさまざまなフィールドテストを通じてNorrøna ファミリーに参加しています。彼は私たちの最も貴重な製品テスターおよびアンバサダーの1 人であり、このコラボレーションは究極のユーザー主導製品開発哲学の真の具現化といえます。ボルゲが満足するとき、その製品は最も過酷な条件下での使用に適したことを意味するのです。
「私は北極圏用の『完璧な戦闘服』を作るために2006 年にNorrøna を訪れ、そこで作られた試作品を持って北極に向かったのです。そのときに改良の必要性を感じていたので、2007 年にデザインチームと一緒にジャケットとパンツのセットを作りました。このセットはその後数年間、実際の製品として販売されました。そしてフランツヨーゼフ諸島への遠征でもこれらのアイテムを実際に着用しています」とボルゲ。彼の話はさらに続きます。
「その後は、2019 年に新たなプロトタイプを製作し、仲間であり、Norrøna アンバサダーであるヴィンセント・コリャールと一緒にバフィン島への
遠征で使用しました」
このときのプロトタイプは最終的に製品としてラインナップさせることが可能であると判断したため、遠征を終えたボルゲはNorrøna 本社のラボに戻り、必要な変更と調整を行いました。しかし、結局のところ、思わぬところに落とし穴が見つかり製品化は延期。2019 年秋にボルゲはマイク・ホーンと共に再度修正を加えられたプロトタイプを北極点に持ち込み、そしてこれが本当に最後のテストになりました。
「すべてをクリアした今、極限の冒険のためのプレミアム遠征用ラインを発表できることを誇りに思います。私たちがボルゲ・オウスランドとともに開発した製品は一切妥協することなく、北極圏の気候での極限の使用に対応できるよう設計されました。もちろん北極圏以外の幅広い用途にも使用でき、人里から遠く離れた遠隔地や厳しいコンディションで素晴らしい機能性を発揮します」──RDD ディレクター、フレデリック・ルンドベリ
「良い製品を開発するには、本当に何年間もかかります。北極圏でのサバイバルに必要なディテールについて、私の知識や経験、アイデアだけでなく、 極限の環境下で快適に使用するためのあらゆることをNorrøna と共有しました。このコレクションはほぼ完璧といえます」──ボルゲ・オウスラント
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