下高井戸にあるカレーとクラフトビールの店、「HATOS OUTSIDE」でカレーのレシピを手がける小川洋平さん。「毎日食べても食べ飽きない」を身上とする「HATOS OUTSIDE」のカレーで特筆すべきは、なんといってもクラフトビールとの相性である。
「母体である中目黒の『HATOS BAR』がインポーターをしているので、ポートランドのブリュワリーを中心に、ユニークな造り手のクラフトビールを提供しています。カレーとクラフトビールのペアリングも提案しますよ。カレーとクラフトビールって、なぜだか親和性が高いと思いませんか?」
カレーとクラフトビールには一家言ありの小川さんだが、本業は画家。これまでは画業とカレーの二足の草鞋を履いていたが、今年から軸足を作家活動に移した。アクリル絵具を使って描くのは、暗い窓のある家々やひと気のないリゾートなど。くすんだカラーリングとノスタルジックなモチーフが印象的な風景画は、生まれ故郷である新潟県寺泊の風景にインスパイアされたものだ。
「寺泊は一昔前に人気のあった港町で、寂れた観光スポットが当時はそのまま残っていました。かつてのリゾートとしての明るい要素と、廃墟のようなダークな部分、その対比に惹かれるのかもしれません」
カレーと画業の醍醐味はと問えば、「何度作っても同じものがふたつとしてできないところ。そして、ひたすらに続けていくと、少しずつ良くなっていくところ」。そのさまを実感できることがものづくりの面白さなのである。
Houdiniを代表するベストセラー、Swift Pantsの後継モデルがこちらのWadi Pants。リサイクルナイロンとポリウレタンから作られた素材、Liquid Rock™はそのままに、機能性とデザインをアップデート。軽く、ソフトな肌触りで伸縮性に優れるうえ、抜群の速乾性を誇るので、高温多湿の天候下でのアクティビティや水辺での使用、長時間の移動に際しても常に快適でドライな着心地を保ちます。ウエストの仕様はボタンフライからジッパーに見直し、伸縮性のあるバンドとバックルでフィット感を調整できます。右のサイドポケットにコンパクトに収納できるパッカブル仕様のため旅先にもぴったり。股下のクロッチパネル、裾を絞るドローコードなど、動きやすいディテールにもこだわりました。裾に向かって細くなるテーパードシルエットで、日常着としても活躍します。レギュラーフィット。
小川 洋平 (おがわ・ようへい)
1985年生まれ。新潟県出身、東京都在住。古着店や飲食店を経て学芸大学駅前のカレー店「VOVO」のシェフに就任。以来、カレー作りに携わる。2015年に「HATOS OUTSIDE」をオープン。画家としては作品展示を中心に活躍中。
@ogawayohei
HATOS OUTSIDE
@hatos_outside
https://hatosoutside.org
-Photo by
Daisuke Ishizaka
@deeeeee
-Text by
Ryoko Kuraishi
@ryokokuraishi