繊維製品が環境に与える影響についての重要なポイントは、製品の寿命がどれくらいか、どれだけ手入れが行き届いているか、本来の用途で使用できなくなったときにどうなるのか、その3点に関連しています。まずは、耐久性があり、流行に左右されないデザインで、リサイクル繊維やリサイクル可能な繊維で作られたプロダクトを選ぶようにしましょう。また、手入れの仕方でも大きな違いを生みます。それは環境のためだけではなく、製品のパフォーマンスを保つためにも大切なことです。
洗濯機に使われる大量の水、洗剤、そしてエネルギーを考えてみれば、世界中で行われる洗濯が、環境に大きな影響を与えることは容易に想像できるでしょう。
洗剤については、環境への負担を軽減するために開発された、環境認証済みの製品が数多くあります。そして、洗濯機または乾燥機の容量や使用頻度がエネルギー、水、洗剤の消費に大きく影響するため、洗濯物が十分に溜まってから行うべきです。一人暮らしや少人数の家庭では、洗濯機をいっぱいにすることは難しいかもしれません。多くの衣類の洗濯表示では「個別に洗う」ことが推奨されていますが、効率の良い洗濯を心がけるだけでも、水やエネルギーを節約することが可能になります。
柔軟剤の使用は避けてください。それは衣類の性能と環境に悪影響を及ぼすからです。柔軟剤は、衣類の繊維にコーティングを残留させて通気性と吸湿性を損ないます。また、柔軟剤に含まれる物質の一部には、自然界で分解しにくく水棲生物に害を与えるものがあり、さらに、人体にアレルギー反応を引き起こす可能性のある香料や成分も含まれています。
洗濯の際は、ジッパーやベルクロの留め具がすべて閉じられていることを確認してください。これにより、鋭利なもののエッジに引っかかって生地に毛玉が生じるリスクを最小限に抑えます。洗濯機での生地の伸びや引き裂きなどのダメージを防ぐには洗濯ネット(ウォッシングバッグ)が効果的であり、GUPPYFRIENDのような製品であれば、マイクロプラスチックによる海洋汚染の元凶であるマイクロファイバーが川や海へ流れ込むのを防止することができます。
ほとんどのアウター、特にシェルやインサレーションの生地にはDWR(耐久性撥水)加工が施されており、これは表生地の耐水性を高めるための処理です。しかし、数シーズン着用すると、メンブレン自体はまだ水を通さない状態でも、表生地の撥水機能は低下し、表面が濡れ始めてしまいます。このような場合は、ウォッシュイン衣類用撥水剤またはスプレーで撥水性の復元することが可能で、Organo TexのようにPFASを含まない撥水剤を推奨しています。
私たちは通常、衣服を洗濯しすぎる傾向にあります。一説によると、洗濯機がほとんど普及していなかった1940年代よりも、現代の人々のほうが洗濯により多くの時間を費やしているということがよく言われています。そこまで汚れていない衣類は外干しで十分であり、人間と同様に、衣類も新鮮な空気にあたることでリフレッシュすることができるのです。
ウールは天然の抗菌・防臭効果を備えた、汚れに強い素晴らしい素材です。そのため、ウール製品は着用のたびに洗う必要はありません。むしろ頻繁な洗濯はウール本来の特性に悪影響を及ぼし、生地も不必要に摩耗していまいます。洗濯の代わりに、風通しの良い場所に干すことで水の使用量の削減とエネルギーを節約し、衣類を長持ちさせることができます。
・ウールの生地を保護するために、洗濯ネット(ウォッシングバッグ)を使用しましょう。洗洗濯ネットや洗濯機のフィルターを掃除するときは必ずきれいに拭き上げ、糸くずをゴミ箱に捨ててください。
・洗濯機を使用する際はウールモード(またはドライコース、手洗いコース、ソフトコースなど)を選択して、30℃以下の水でやさしく洗ってください。
・可能であれば、ウール用洗剤の使用を推奨しています。それ以外の場合は、環境認定済みの中性洗剤を選択し、適切な量を守ってご使用ください。また、酵素入り洗剤は使用しないでください。
・漂白剤やアルカリ性洗剤の使用は避けてください。また、ウールのタンパク質や脂質成分を分解してしまうため、プロテアーゼやアミラーゼなどの酵素を配合した洗剤は使用しないでください。これはシルクの製品にも当てはまります。
・柔軟剤は使用しないでください。環境に有害であるだけでなく、通気性や吸湿性といった衣類の性能に悪影響を及ぼします。
・タンブラー乾燥(タンブル乾燥、またはドラム式洗濯機での乾燥)はしないでください。衣類にも環境にとっても不要です。
・洗濯後は形を整え、平干ししてください。
・ウールは、比較的簡単に成形できる天然の生きた素材です。そのため、型崩れを防ぐには、ハンガーに掛けずに折りたたんで保管してください。
フリースなど化学繊維で作られた衣類の場合は、洗濯ネットの必要性がさらに高まります。それは、微細なマイクロプラスチックの繊維が川や海へ流れ込むのを防ぐためです。
・水とエネルギーを節約し、同時に衣服を長持ちさせるためにも、洗濯し過ぎずに風通しの良い場所で外干しをして空気にあててください。
・衣類を保護し、マイクロファイバーの流出を防ぐために洗濯ネットを使用しましょう。洗濯ネットや洗濯機のフィルターを掃除するときは必ずきれいに拭き上げ、ネットやフィルターから出た糸くずは、水で洗い流さずゴミ箱に捨ててください。
・洗濯機で洗う際は冷水を使用してください。
・環境に配慮した中性洗剤を選択し、適切な量を守って使用してください。
・柔軟剤の使用は避けてください。環境に悪影響を与えるばかりではなく、機能的な衣類のパフォーマンスを低下させます。
・タンブラー乾燥(タンブル乾燥、またはドラム式洗濯機での乾燥)はしないでください。衣類が摩耗や損傷にさらされ、環境にとっても不要です。乾燥機を使用しなくても、ポリエステル製の衣類はあっという間に乾きます。
・洗濯後は吊るして乾かしてください。
Houdiniの中綿入りウエアなどインサレーション製品には、プリマロフトの合成断熱材を採用しています。化繊の中綿には、ダウンと比較して多くのメリットがあるからです。乾きが早く、湿った状態でも匂わず、形状を元に戻すためにテニスボールを使用してタンブラー乾燥する必要もありません。
・水とエネルギーを節約し、同時に衣服を長持ちさせるためにも、洗濯し過ぎずに風通しの良い場所で外干しをして空気にあててください。
・衣類を保護し、マイクロファイバーの流出を防ぐために洗濯ネットを使用しましょう。洗濯ネットや洗濯機のフィルターを掃除するときは必ずきれいに拭き上げ、ネットやフィルターから出た糸くずは、水で洗い流さずゴミ箱に捨ててください。
・洗濯機で洗う際は冷水を使用してください。
・環境に配慮した中性洗剤を選択し、適切な量を守って使用してください。
・柔軟剤の使用は避けてください。環境に悪影響を与えるばかりではなく、機能的な衣類のパフォーマンスを低下させます。
・洗濯後は吊るして乾かしてください。また、ドライヤーまたはアイロンを使用して衣類表面に熱を加えると、生地の耐水性が復活します。その際は、熱で生地が溶けないよう注意してください。
ソフトシェルまたは単層仕立てのシェルについては、生地の表面に撥水加工を施してありますが、メンブレン(防水透湿性を備えた薄い膜)はありません。
・水とエネルギーを節約し、同時に衣服を長持ちさせるためにも、洗濯し過ぎずに風通しの良い場所で外干しをして空気にあててください。塩水が付着したり、汗や汚れが酷いときには必ず洗ってください。汚れ過ぎた状態をそのままにしておくと、通気性と撥水機能が低下する恐れがあります。
・衣類を保護し、マイクロファイバーの流出を防ぐために洗濯ネットを使用しましょう。洗濯ネットや洗濯機のフィルターを掃除するときは必ずきれいに拭き上げ、ネットやフィルターから出た糸くずは、水で洗い流さずゴミ箱に捨ててください。
・洗濯機で洗う際は冷水を使用してください。
・環境に配慮した中性洗剤を選択し、適切な量を守って使用してください。
・柔軟剤の使用は避けてください。環境に悪影響を与えるばかりではなく、機能的な衣類のパフォーマンスを低下させます。
・洗濯後は吊るして乾かしてください。また、ドライヤーまたはアイロンを使用して衣類表面に熱を加えると、生地の耐水性が復活します。その際は、熱で生地が溶けないよう注意してください。
・必要に応じて、ウォッシュイン衣類用撥水剤やスプレーで撥水機能を回復または強化することができます。撥水剤は環境に配慮した製品を選択して使用してください。
メンブレンを備えたHoudiniのシェルは、2層、2.5層、3層で作られた3種類があり、その衣服の構造は層(レイヤー)の数によって異なります。分解してみると、2レイヤーのシェルは、メンブレンの表側のみに生地を圧着し、メンブレンを保護するために独立した別の裏地(ライナー)を組み合わせてあります。2.5レイヤーのシェルは、表地とメンブレンを圧着した生地の裏側に保護フィルムを施したもので、軽量でありながらも、保護フィルムのおかげで肌触りや着心地が良くなっています。3レイヤーのシェルは、表地と裏地でメンブレンを挟んで圧着した3層構造で、裏地は保護フィルムのようなものではなく、薄い編地または織地の生地です。これにより、3層シェルは2.5層シェルよりも耐久性が向上しますが、少し重量が増えます。
・水とエネルギーを節約し、同時に衣服を長持ちさせるためにも、洗濯し過ぎずに風通しの良い場所で外干しをして空気にあててください。塩水が付着したり、汗や汚れが酷いときには必ず洗ってください。汚れ過ぎた状態をそのままにしておくと、通気性と撥水機能が低下する恐れがあります。
・衣類を保護し、マイクロファイバーの流出を防ぐために洗濯ネットを使用しましょう。洗濯ネットや洗濯機のフィルターを掃除するときは必ずきれいに拭き上げ、ネットやフィルターから出た糸くずは、水で洗い流さずゴミ箱に捨ててください。
・洗濯機で洗う際は冷水を使用してください。
・シェル専用の特別な洗剤もありますが、環境に配慮した中性洗剤でも問題ありません。適切な用量を守って使用するようにしてください。
・柔軟剤の使用は避けてください。環境に悪影響を与えるばかりではなく、機能的な衣類のパフォーマンスを低下させます。
・洗濯後は吊るして乾かしてください。また、ドライヤーまたはアイロンを使用して衣類表面に熱を加えると、生地の耐水性が復活します。その際は、熱で生地が溶けないよう注意してください。
・必要に応じて、ウォッシュイン衣類用撥水剤やスプレーで撥水機能を回復または強化することができます。撥水剤は環境に配慮した製品を選択して使用してください。
Houdiniのデザイン哲学は、長持ちする製品を提供することを基本理念としています。それは、長く使い続けられるための品質、機能、スタイル、デザインを追求し、交換する必要がないプロダクトを製造することです。
そのため、Houdini製品のすべてのパーツは、製品寿命が尽きるまで使用できるように設計されています。万が一、初期不良でパーツが破損した場合は、修理もしくは交換いたします。また、使用中に故障や損傷してしまった場合は、修理サービスを利用することが可能です。
Houdiniチームは、あらゆる方法で可能なかぎり製品の寿命を延ばそうと努力していますが、もし限界まで使用した際には、その衣服の返却をお願いいたします。廃棄せずにこの回収に協力していただくことで、着古したウエアが別の優れたHoudini製品に生まれ変わることができるのです。
※文章中の古着回収サービスは、現在はスウェーデン国内のみでの施策になります。