Akihiko Sano

 代々木上原にほど近い、渋谷区西原の人気インテリアショップ「BULLPEN」を営む佐野彰彦さん。「BULLPEN」で扱うのは、日常の暮らしを彩る家具や雑貨の数々。それらを丁寧にリペアして店頭に並べる。

「手仕事の品も多く扱っています。セレクトのポイントは作り手の顔が見えること。大量生産品よりも、誰がどんな思いで作っているのか、そんな物語が垣間見えるプロダクトが好きなんです」

 今年は先端技術を駆使する日本の職人と手を組み、新たにオリジナルブランドをリリースする予定だ。

「ハンドメイドよりもっと身近で、でもハンドクラフト感もきちんと残っている。量産品とは違うけれど一定のクオリティを維持したまま多くの人に届けられる。そういうプロダクトを生み出せるブランドにしていきたいと思っています」

 そんな佐野さんの趣味はといえば、自転車だ。高校生のころ、サンフランシスコ発のMASHに触発されてピストバイクに夢中になった。当時はピストで高知まで旅したことも。

「大人になった今はロードバイクとピストの2台持ち。ピストを足代わりに、遠出の際はロードバイクに。いまの生活なりの自転車ライフを楽しんでいます」

 現在は知り合いの作家に教えを請い、狭山でカヌー作りに挑戦したいと計画中だ。いずれカヌーが完成したら、カヌーや自転車をクルマに積んで、子どもと一緒にアウトドアのフィールドを満喫したい。そんなプランを描いている。

M’s Aerial Pants

軽く、速乾性に優れる新素材のFlux Weaveで仕立てた立体裁断の高機能パンツ。リサイクルポリエステル85%とバージンポリエステル15%から作られたFlux Weaveはコットンや麻を思わせるサラサラした肌触りが特徴です。伸縮性、耐久性、通気性にも優れており、トレッキングはもちろん、クライミングのようなアクティビティにもぴったり。裾に向かってわずかにテーパードした都会的なシルエットだからライフスタイルウェアとして日常や旅のシーンにも重宝します。裾を絞るドローコードつき。レギュラーフィット。

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佐野 彰彦 (さの・あきひこ)
1991年生まれ。東京都出身、神奈川県在住。Stussy、ACME Furnitureを経て、2018年に「BULLPEN」をオープン、自分たちが共感する作り手や職人の作品を世界中から集める。

BULLPEN
@bullpenshop
https://bullpen-shop.com

-Photo by

Daisuke Ishizaka
@deeeeee

-Text by

Ryoko Kuraishi
@ryokokuraishi