Mai Fukushima – 10 Years in Japan

Houdini 10th Anniversary

Mai Fukushima

ABOUT ME

福島 舞

北海道函館市生まれ。2010年に雑誌の企画で「OSJおんたけウルトラトレイル」に出場し、生まれて初めての山の100kmランを泣きながら完走。以後、トレイルランニングの虜になり、国内外の大会で多くの優勝、入賞の実績を挙げる。現在は都内の出版社に勤務しており、毎朝の通勤では約10kmを走って出勤し、週末は山々を駆け巡る日々。八ヶ岳や北アルプスを走るのが大好きで、そのためのトレーニングとしてマラソンのレースにも出場している。好きな1日は、早朝から北アルプス爺ヶ岳に登り、鹿島槍ヶ岳、五竜岳と走り抜け、唐松岳から八方尾根を駆け下りて、ラストは「焼肉深山」というコース。山を走るのと同じくらい、ビールを飲んでモリモリ食べることが好き。2020年、ネパールの6000m峰ロブチェイーストに登頂している。

ABOUT ME

「Houdiniとの付き合いは10年ほどになります。私にとってHoudiniの魅力は、まずはなにより着心地の良さとデザイン、そしてブランドとしてのブレないコンセプトです。敏感肌の私にとって、ウエアの生地と汗をかいた肌が擦れることによる肌荒れに悩まされてきました。それがHoudiniを着てからはありません。やわらかくて着心地がよくて、アウトドアでも街でも違和感なく着ることができる。さらには、地球環境の未来を考えたサスティナブルなモノ作りの姿勢にも共感できます。軽くてシワになりにくい服が多いので、アウトドアはもちろん、旅好きな人にもお勧めですね」

1. Pace Flow Houdi

HoudiniというブランドにはPower Houdiのような魅力的なフーディが揃っているのですが、私にとってはこの1着。寒くなってきたときに、ふと気がつくと、無意識にこれを手にしています。デザインの良さと、軽量ながら暖かく、メッシュ地の素材感も好き。適度に空気を通してくれるので、着ていて暑くなりすぎることもなく、適度な暖かさが快適です。軽いので、いつも持ちはこんでいて、ランの前後など、寒くなったらすぐに羽織っています。山に行くときはもちろん、水辺で着てもいい。もしも水がかかってしまっても、メッシュなので生地が重くなることがなく、快適に着ていられます。

1. Pace Flow Houdi

2. Dynamic Tank

私にとっては、山でもロードでも絶対にDynamic Tank! 特に暑い夏はマストです。これはもう本当に着心地がよくて、今年の山も、去年の山も、すべてこのタンクを着て走っていましたし、フルマラソンのレースに出るときも、必ずこれを着ていました。タンクは腕を振りやすく、背中の空き具合が最高です。肩甲骨まわりが大きく開いているので、走っているときの動きがぜんぜん違います。やはり涼しいですしね。やわらかな素材で着心地は抜群。私の敏感肌とも相性がいいようで、汗をかいても問題なし。でも残念ながら今は廃盤で、後継モデルのPace Air Tankもメンズ展開のみ。だから、手入れをしながらずっと使っていきたいですね。

2. Dynamic Tank

3. Route Shirt Dress

どんなシーンでも違和感なく着られる大好きなボタン留めの襟付きワンピース。これを着ていると、「どこのブランド?」とよく聞かれます。コットンのような風合いなのに軽々としていて、とてもやわらかな着心地。好きすぎて、着られる季節はずっと着ていますし、真夏でも持ち歩いて、エアコンで冷えた室内で羽織っています。カラーも豊富で、私は5着を別々のカラーで持っていて、毎日のように違う色をルーティンで楽しんでいます。もちろん会社でも着ていますし、旅行には必ず持って行きます。旅先で手洗いしてもシワにならず、すぐに乾いてくれるので、これ1枚あるだけで本当に便利。全女子にお勧めしたいアイテムです。

3. Route Shirt Dress

4. Bag It

すごくシンプルなバックパックですが、このシンプルさが好き。これも廃盤なんですよね。普段から使っていますし、生地がストレッチするので、見た目以上にいろいろ入ります。電車で日帰りする山のときなどは、必要なものを全部入れて持って行きます。着替えや替えのシューズ、化粧道具やお風呂セットを全部入れてロッカーに収納して、走り出す。スノーシェルの製造段階で余った生地をリユースして作っていたようです。そんなHoudiniだからこそ、今は余りを出ないような努力がなされ、その結果、このバックパックが作る余地がなってしまったのかも……。あくまで私の想像ですが。

4. Bag It
photo: Sho Fujimaki, Takeshi Wakabayashi text: Mai Fukushima, Chikara Terakura