Kenichi Yamamoto – 10 Years in Japan

Houdini 10th Anniversary

Kenichi Yamamoto

ABOUT ME

山本 健一

山梨県韮崎市で生まれ育ち、地元の高校で教諭として奉職中にトレイルランニングに出会った山本健一。世界の強豪が競う海外の100マイルレースに毎年のように出場して好成績を残しながら、山岳部顧問として若者たちに幅広い山の魅力を伝えてきた。2019年からは高校教員を辞してプロのマウンテンアスリートに転向。5日間かけて山梨県の山々を一周する「PASaPASA 甲斐国ロングトレイル」をプロデュースするなど、生まれ育った山梨の山への愛が光る個性的な活動を続けている。また、冬季はクロスカントリースキーにも熱中し、選手として国体にも出場している。

ABOUT ME

「Houdiniを使い始めた当時は”走れる”ウェアが少なかったのですが、最近は増えてきましたね。落ち着いた色合いやシンプルなデザインが特徴的で、機能性に優れているのはもちろん、同時に着るだけで気分を上げることができるウェアというところも大きな魅力。山でも走れて、街でも走れ、普段着としても最高。それが僕にとってのHoudiniです」

1. The Orange Jacket

これはもう待ちに待った製品でした。なぜかというと、それまでHoudiniには走りで使える薄型かつ軽量のレインジャケットがなくて、ほかのブランドの製品を使わせてもらっていたんです。だから、袖を通したとたんにわかりましたよ。これこそ、ハイインパクトなアクティビティで本当に使えるジャケットだと。光が透けるほどに薄い生地ですが、3レイヤーの防水透湿素材だから、雨をしっかり防ぎながら走り続けることができる。すごくコンパクトに持ち運べるし、雨だけでなく、風の強いときもウインドシェルとして使えます。高い山以外は、これ1着でどこへでも行きますね。

1. The Orange Jacket

2. Trail Shorts

Houdiniで初のトレイルランニング用ショーツで、自分のリクエストが反映されていく最初のアイテムでもあり、思い入れは人一倍です。なんといっても一番は肌触りの良さでした。滑らかでやわらかで、穿いていることを忘れるくらいの気持ち良さなのですよ。だから温暖の季節は、もうこればかり。教員時代は授業中も放課後の部活でも穿いていたし、海外の100マイルレースに出場するときも、あるいは自宅で過ごすときもずっとこれを穿いていました。寝るときもかな。見た目もカッコよくて、丈もそこそこ長く、ハーフパンツっぽい感じもある。そこも好きでしたね。これはもう廃盤になってしまったのですが、走りやすさの点でいえば、後継モデルである現行のPace Light Shortsのほうが上だと思います。けれども、穿き心地では断然こっちです。

2. Trail Shorts

3. Pace Light Pants

冬のトレーニングで使うパンツがほしかったので、これも待望の1本です。それまではタイツでしたからね。軽々とした穿き心地で、走るのに邪魔にならないシルエット。これがけっこう絶妙で、走り終えてそのまま街に出ても、街用のパンツを穿いているように見えるくらいの太すぎもせず、細すぎもしない幅。走る用につくられているのに、テクニカルな見え方がしないんですよ。Houdiniのウェアって、そういうタイプが多いですね。競技にも使えるほど高機能なのに街着でも違和感なく、逆にタウンユース向けなのにフィールドでも快適だったり。そのあたりも好きなところです。

3. Pace Light Pants