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古瀬 和哉Kazuya Furuse
- なぜHESTRAを?
- 昔からトータルブランドよりも専門ブランドが好きで、HESTRAは数少ないグローブ専門ブランドだったため、使う前からブランドに対する信頼性が群を抜いて高かった。
- 「Ergo Grip Active」を選んだ理由
- スプリングシーズンのメイングローブ。ゲレンデでも、バックカントリーのハイク中も滑走中も、春はほぼ毎日使う。暖かくなってくれば保温性も必要なくなってくるので、作業性を重視。精密な立体裁断が、ストックを握るフィット感の向上に貢献していて、滑りやすさにも繋がる。稜線に出て風が強い時や、雪に接触する作業で多少濡れても、ウインドストッパーフィルムのおかげでさほど気にならないので重宝している。
- 気に入っているところ
- ゲレンデでの滑走に比べ、バックカントリーでの行動は細かい作業が多くなるので、作業性がより重要になる。また、細かい作業でいちいちグローブを外さないといけないのはストレスを感じるだけでなく、指先の体温低下につながる。そのため、グローブをつけたまま細かい作業ができるのがベスト。保温性と作業性の相反する機能バランスの良さががHESTRAを選択する最大の理由。
- 利用者にとって嬉しいサービスは、ストアに持ち込みリペアしてもらえるのがとてもいい。使い込んで愛着が出てきた頃に指先一箇所だけ破れても、そこさえリペアできればまだまだ長く使えるし、より手に馴染んで味が出る。
- 使用状況
- 「Army Leather Wool Terry」11月立山〜3月下旬まで毎日
- 「Ergo Grip Active」3月下旬から5月末まで毎日
- ほかにどんなモデルを使用していますか?
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「Army Leather Wool Terry」
ハイシーズンのガイディングではダントツで使用頻度が高く、ほぼ毎日使っている。自分は昔から手先の体温が下がりがちなので、保温性を重視しながらバックカントリーでの細かな作業にも対応できる作業性とのバランスが一番いい。ウールライナーはハイク中でも汗でベトベロしないので、いつでもさらっとした肌触り。その後の冷えも感じないので、登りでもハイク用グローブと使い分ける必要がない。ガイディング中はゲストのケアや積雪のチェックなどで雪をよく触るので、ハイクと滑走で使い分けする必要がないグローブは重宝する。 -
「Philippe Raoux Ecocuir Short」
メインで使うグローブが乾いていない時に、数年前から使用している。Ecocuirレザーが手に馴染んでくる感じがとてもいい。 -
「Ergo Grip Active Wool」
春に雨が降るときは、ゴアテックスラミネートの入ったこのモデルを使うことが多い。降雨時も手をドライに保つことができる。 -
「Omni Mitt」
ゲレンデを滑るときはミトンが一番ストックを握りやすい。 -
「3-Finger Full Leather」
厳冬期の寒い日のバックカントリーでたまに使用。 - 最後に滑り手としてのモットーを
- 「誰よりも滑る」
Profile
- 古瀬 和哉 (ふるせ かずや)
- 1976年、長野県生まれ。LOCUS GUIDE SERVICE代表。3歳でスキーを始め、アルペンレースを経て、90年代中盤からスキーを中心に生活。夏はニュージーランド、冬はアメリカ・ジャクソンホールでスキーバム生活後、白馬でバックカントリースキーガイドをスタート。2019年に独立し、ローカスガイドサービスを立ち上げる。
- CREDIT
- photo:Hiroshi Suganuma text:Kazuya Furuse, Chikara Terakura