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佐々木 明Akira Sasaki
- なぜHESTRAを?
- 2012-13シーズン、主に年齢的な理由で、僕は日本代表チームから外れていた。けれども、個人として世界選手権の出場枠を獲得し、その後、ソチオリンピック出場も内定。それでも金銭的な問題で遠征を継続することが困難になり、「選手引退」を考えた。そのとき、思い悩んでいた僕に、「今レースをやめることはない」と応援の言葉をかけてくれたのが、HESTRAを輸入販売するフルマークス社の若山泰生さんだった。当時の僕はHESTRAを使っていなかったにも関わらず、だ。僕はそのありがたい言葉に対する恩返しのつもりでHESTRAを選択し、その思いは今現在も変わることなく、グローブも継続して愛用している。
- 「Impact Racing Sr」を選んだ理由
- レーシンググローブにはミトンや3フィンガーもあるけれども、僕はこの5フィンガーを使用。プロテクター入りグローブも多々あるが、過剰じゃないのがこのモデルのいいところ。動かしやすく握りやすい。
- 気に入っているところ
- 気に入っている点は、やはり革の上質さと頑丈さ。頑丈すぎると握りにくくなるが、そこは非常に考慮されていると感じる。プロテクターも非常に重要で、ゲートが手に当たる時に拳の骨が粉砕したり、親指の付け根に当たって細かな骨の密集する箇所が折れる事があるが、そこをしっかり守ってくれるので安心できる。
- 使用状況
- 2021年8月の南米レースデビューから現在まで。
- ほかにどんなモデルを使用していますか?
-
「Vertical Cut Czone」
今現在は、レースに集中しているためレーシンググローブを使用しているが、フリーライディングの時はこの5フィンガーを使用。 - 最後に滑り手としてのモットーを
- 「また少しでも速く、強く、勝ちに行く」
Profile
- 佐々木 明 (ささき あきら)
- 1981年、北海道北斗市生まれ。ワールドカップ、世界選手権、オリンピックで、通算164戦スタート。W杯最高位2位(3回)。3度のW杯表彰台はアジア人最高位。2022年から8年ぶりにレースに復帰。’26年冬季五輪ミラノ・コルティナダンペッツォ大会の出場を目指し、現在は活動の場をヨーロッパに戻してオーストリアで生活をしている。
- CREDIT
- photo:Hiroshi Suganuma text:Akira Sasaki, Chikara Terakura