皆さま、第二のシーズンとも言うべく、春のコーンスノーを楽しまれている事と存じます。
僕も今シーズンは人生初のフィルムクラストを滑らせて頂きました。
本当に最高でした。

この時期は気温も上がり、沢山の汗をかき、時には雨に降られると言う事も珍しくはないと思います。
実は先日、大雨に降られ、その場に居合わせた大半の方がウエア内までずぶ濡れ、皆さんウエアのお手入れを怠っていました。
シーズンが終わり、「衣替えを」と考えている方の為にも、ウエアのお手入れの重要性についてもう一度、考えてみて欲しい、今回はウエア内の快適な環境、不快に思う要素と危険性について少し書かせてください。

人間が快適と感じる時の衣服内気候(温度・湿度)は温度32±1℃、湿度50±10%と言われています。ですから、ウエアには条件に合わせた正しいチョイス、レイヤリング、防風・防水性、透湿性、撥水性を活かす為の正しいお手入れが重要だと思います。

また、運動をした時の汗や皮脂、汚れがウエアに付着し、その汚れは生地の機能を低下させ、とても不快に感じさせる原因の一つなのです。

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そして撥水性、 この機能こそがお手入れ次第で生地本来のパフォーマンスが大きく、変わってきます。

撥水性が落ちるとウエア表面に出来た水の幕が透湿性を妨げ、体内から放出した汗がウエア内で結露。この水の幕や結露が漏水感を与え、熱伝導により急速に熱を奪います。水は空気の23倍も早く熱を移動させることから、ウエアを湿らすことは急激に体温を奪って行くことに繋がるのです。

ですから、ウエアをシーズン通して快適に着続け、その機能を長持ちさせる為にはメンテナンスが欠かせないのです。

ハイスペックなウエアが当たり前の世の中になり、それに頼ることで、そのウエアが持つ本来のパフォーマンスを引き出せていないという事はないでしょうか?

是非、正しい知識と情報を持って、アフターケアまでしっかりアドバイスをくれる信頼できるお店へ足を運んで詳しい話を聞いて欲しいと思います。

ちなみに僕は普段着にもしているJacketは10日に一回位のペースでメンテナンスをしています。

モッチー