フルマークスの忘年会は、僕が入社した頃にはもうすでに伝説でした。

なぜだか分かりませんが、とにかくみんな、すごく飲むのです。

横浜の外れの倉庫街にオフィスがあった頃は、帰る手段がないし、会場はオフィス内だったし、そもそもみんなやっぱりいまより若かったから、それはもう壮絶だった記憶があります。

救急車が出動したり、縛られたり、脱がされたり、あちこちでゲ○まみれで人が倒れてたり…。倉庫内のフォークリフトに乗せられて飲み干すまで下ろしてもらえなかった新人時代も懐かしい記憶です。

月日が経ち、スタッフも歳を重ね、女性スタッフも増え、オフィスもオシャレみなとみらい地区に移転し、私達の忘年会スタイルもオトナになってきているのかもしれません。

会社近辺のレストランを貸し切っておこなうようになり、今年はなんと伊勢佐木町のこぎれいなピッツェリアレストランが会場でした。

そんななかで、幹事役センザキより「ウルさんと二人でなにか面白いことをやってくれ」と余興役を仰せつかりました。

おいしいピッツアとワインに寛ぐ宴もたけなわの会場に、突如飲酒検問ガサ入れに入り、片っ端から検挙して「はい、ふーって息を吹いてみて〜」とアマゾンで買ったアルコールチェッカーを駆使します。

数値が0.25以下(微酔)のヤツを「だめだよキミぃ〜、数字に出ちゃってるよぉ〜、飲んでないじゃないかぁ、素面は犯罪だよ〜」とボトルワインを延々と飲ませていく、というつたない芸でした。

昔とあんまり変わらないな。

今度あのお店にちゃんとお詫びに行こう。

HODAKA.