こんにちは、
今年の11月30日は立山で迎えました。
早いものであれから2年経ちました。
いろんなことが起きたこの2年でした。
事故が起きたときワタクシはストックホルムで今後の展開などについてH社の幹部のみなさんと打ち合わせの旅の途中。
ちょうどS社のセールスミーティングに参加して、いい感じに酔っぱらって就寝した深夜3時頃にカメラマンのS氏から電話をもらい、このとんでもない衝撃を知ったのでした。
国見の斜面バックにチーズフォンデューを食べる。
まだ食べる。
あれから2年経ち、H社で打ち合わせしたことはまったく意味をなさないぐらいの劇的な変化を味わい、でもなおまだなんとか彼らとのお別れをしたときに彼らに誓った通り、この業界で同じ仲間と踏ん張っておるのです。
新たな仲間も加わり、そして新たな大好きだったブランドとのビジネスもスタートでき、苦しい中でも楽しい毎日を過ごしてきました。
仕事のスタンス、考え方、今後の展開について、タケとはけっこう話をしたのですが、彼の「オレたちはオレたちのやり方でやりましょうよ!」って言葉に励まされつつ、苦しいときは彼の言葉を思い出しながらいまもがんばっています。
そしていま一緒に仕事してくれているみんなの強さとパワーが、応援してくれているいろんなみんなの優しさが、まだまだやれるぞって背中を押してくれているのです。
11月30日ということで、21年間総輸入代理店としてやってきたH社との契約はあとひと月で終わり、H社との付き合いに関しては今後小売店というスタンスでのビジネスを続けていくことになります。
ここまで育てたこのブランドを嫌いになりたくはないのですが、なんとなくもう着ることはないだろうなぁと少ししみじみしております。
この9月にはFULLMARKSの経営する直営店はすべて「FULLMARKS」という店名に変更しまして、これまでのブランドにさらにHOUDINI、NORRØNA、ODLOを加えて新たな展開をしています。
SWEDENのH社の昔からのスタッフとは「日本に滑りに行くからどこかいいところ紹介して」とか、ストックホルムでいっしょにメシ食ったり、仕事の垣根を超えたいい付き合いができていて、これは長いこと一生懸命がんばって得た財産なんだろうなぁと、感謝であります。
この冬も変わらずに山に入るのですが、みなさんももし思い出してくれたなら、滑る前にいっしょに滑る仲間を呼んでください。ホントに一瞬でいいです。
彼らを想ってくれるだけで彼らがきっといっしょに滑ってくれます。
ケガなく家に帰ることを目標にこの冬もいいシーズンを迎えてください。
わか
追記(その1)、
特にヨーロッパのインポーターやディストリビューターからよく聞かれる質問、
「21年もやってさ、どれだけもらったの?」
答えは、
「ゼロだよ、ゼロ。」
「・・・・。」
「21年もやって儲けたんだからいらないでしょ」、みたいなことは言われましたが、会社を独立させたときに引き継いだ借金は残ってる(というか若干増えてるか…)ので、きっと借金も財産ってことですね。
追記(その2)、
原宿の明治通り沿いにできた立派なH社のお店は、うちとはまったく関係ないので、そちらで購入された商品の修理や対応などのクレームは、どうか明治通りのお店にそのまま持って行ってください。
FULLMARKS 原宿店、FULLMARKS 代官山店、その他のFULLMARKS 各店で購入されたお客様にはこれまで通りの「FULLMARKS」基準での修理対応をしっかりとさせていただきますので、どうかご安心ください。
2012年12月4日
Comments by waka