直接体に触れるてくる大事なブーツ。60日ぐらいの時間を共に過ごす相棒選びはシーズン前の課題でもあり楽しみでもある。いい出会いはより充実したシーズンを過ごすために欠かせないものである。今季は以前よりかなり気になっていた、残念ながら今季で4作続いたシグネーチャーが終了になる「YUSAKU」モデルをチョイス。

足入れと相談のため堀井優作を兵庫のDAYZEに訪ねたのは9月の終わり、いつものようにニコニコしながら駅まで迎えに来てくれた彼とたわいもない会話をしつつ最近のことなど情報交換。今季は一緒に滑ろうと別れるまで店でのんびりと過ごさせてもらった。いい時間の流れが彼の人格形成になったのか、この日たまたま遊びに来ていた忠くんや仲間たちの存在がそうさせたのかはわからないが、人を惹きつける魅力のある男であることは間違いないのである。そんな彼との出会いは、たまたま彼が大阪や神戸や京都のうちのお店をアルバイトとして手伝ってくれていたことであり、そのチャンスをくれたFULLMARKS 大阪店の店長こーへーくんに感謝しかない。

クラシカルなデザインに載ったDAYZEのオリジナルデザイン。ソールが程よく薄く板に直に乗っているような感覚、フレックスの調整が自在なシューレース、暑すぎるわけでも寒くなることがあるわけでもない成形のできるサーモインナー、そして「バカヤロー」の文字。すべてがこのシーズンの滑りを楽しませてくれた。シーズン終盤になり合皮のせいかインナーが濡れるような感じになってきたのはご愛嬌ということにして、残りのシーズンもこの相棒で滑り倒したいものである。あと数日で初めての地に足を踏み入れるのだが、その時もこの相棒で存分に楽しんできたい。

CUSTOM PRODUCEの皆さま、ありがとうございます！　ブーツのインナーにちらっと見えてる紺色のやつは樋貝さんにいただいた、奥さまが作っていた「ウィムッシュ（〜）」です。最近復活スプレーをいただき自分のブーツの香りに癒されております。

わか