14年目になったこの雑誌はきっとこのブログを読んでくれている方にはなじみのものだと思います。ワタクシにとってもとても思い深いものであり、もう14年にもなるんだ、という想いです。

そもそもは双葉社さんが創刊している「Bravo Ski」の流れでその当時にBackcountryとかExtreme skiとか言われていたカテゴリーをまとめた「EX」っていうのがあったんですよね。この本がどうしてなくなったのかとか詳しくは知りませんが、正直この「EX」に不満があったワタクシは、15年前ぐらいの調布での渡辺洋一さんのスライドショーの後の飲み会、それもたしか3次会ぐらいだったころにBravo Skiの編集をやってる会社の社長であり、当時は編集長だったのかな?の大和田さんにぶちまけたのです。「本がダサイ」と。

酔っぱらった勢いもありましたが、「なにがダサイんだ!」的に怒られつつ、より具体的にダサイポイントをしゃべると、「じゃあそこまで言うならもっと協力しろよ!」というような話になりました。

「大和田さん、本1冊作るのにいくらかかるの?」から始まり、言われた金額を4で割ってうち(FULLMARKS)、その他3社を引っ張ってくれば新しい好きな本ができるでしょ!という安易なワタクシの物言いに見事に乗ってくれてできあがったという側面もこのFallLineの発刊のきっかけのひとつであったのではなかろうかといまでも思っております。

どちらにしてもみなさんにきちんと評価されてこうやって年に複数回発刊するに至る編集部のみなさまの努力に敬意を表したいと思います。ホントにありがとうございます。新しい刺激を忘れずにこれからもすばらしい作品をきたいしてます。にしても初登場があの写真とコメントということに、すでに社内では笑われてしまいました。

わか