この十年ほどで、スキー用具は大きく進化?変化してきました。バックカントリーなどのコース外の未圧雪バーンを滑る為の用具やアルペンレースで使用する競技用のスキーなど特化したものがそれにあたります。バックカントリー系でいうとファットスキーや、ツアービンディング、ウォークモード付きブーツなど新しいものがどんどんリリースされます。しかし、その用具を正しく使う知識や、技術の情報が追いついていないと感じます。
専門誌や小売店のスタッフがお客様に近い立場で情報を提供していると思いますが、本当に正しく、お客様にとって有益な情報を提供しているのか疑問が残ります。遭難や雪崩の事故なども多く報告されていますし、アルペン競技では膝下の骨折が目立ちます。特にエンドユーザーに近い立場の人は、自分たちの利益ではなくお客様の利益を第一に考えて欲しいと思います。どの情報が正しいのかのという判断は、お客様には難しいところです。大切な仲間や友人、雪山、スキーを楽しむ方々が事故や怪我に会わないように、わたしたちも今まで以上に真摯に向き合わなければと思います。
間違った情報に対してはNOと言わなければならないし、素晴らしい雪山の世界をこれからも楽しんで頂く為に、正しい情報を発信していきたいと思います。
SKIER : Masayuki Akiba
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